実家の親のスマホ代が、毎月いくらかご存じですか。
私は、知りませんでした。
母のスマホ代を見たとき、正直「え、こんなに払っていたの」と思いました。
母は83歳です。使っているのはLINEと、たまの検索と、LINEでの通話くらい。
動画も見ませんし、外でスマホを使うこともほとんどありません。それなのに、毎月3,000円を超えていました。
この記事では、その母のスマホ代を見直したときの話をします。
私自身がずっと踏み切れなかった理由も、正直にお伝えします。
読み終わる頃には、実家に電話して聞いてみようかな、と思ってもらえたらうれしいです。

実家の電気代は気にしたことあるけど、親のスマホ代は考えたことなかったなあ。
母のスマホ代は、契約したまま何年も変わっていなかった
母が使っていたのは「ギガライト」という料金プランでした。
使ったデータ量に応じて、段階的に料金が変わる仕組みのものです。
問題は、母がそのプランを契約してから、一度も見直していなかったことでした。
考えてみれば当然です。スマホは使えているし、毎月の料金は自動で引き落とされている。
困っていないのだから、見直す理由がありません。
「もったいない」と思ったのは私で、本人はまったく気づいていませんでした。
これはたぶん、多くのご家庭で起きていることだと思います。
契約したときに決めたまま、5年、10年とそのまま。その間に新しいプランが出ていても、本人には届きません。
家にいる時間が長い人ほど、大容量プランは要らない
ここが、この記事でいちばんお伝えしたいことです。
母は高齢なので、家にいる時間が長い生活です。
そして自宅にはWi-Fi(家の中でインターネットにつなぐ設備)があります。
つまり、家の中でスマホを使っている限り、契約しているデータ通信量(ギガ)はほとんど減りません。
母がスマホでしていることは、LINEのやりとり、ちょっとした検索、そして電話。
その電話も、ほとんどがLINEの通話機能です。
外出先で動画を見ることも、地図を長時間使うこともありません。
それなのに、料金プランは「たくさん使う人向け」のままでした。



ギガって、余らせてても意味ないのかな?
私自身も、ずっと踏み切れませんでした
ここで正直に書いておきたいことがあります。
私は携帯電話を持って以降、20年以上ずっと同じ大手の会社を使ってきました。
そしてずっと「料金が高い」と思っていました。
格安SIM(大手より安く使える通信サービス)に変えようかと、何度も考えましたし、調べもしました。
それでも、そのたびにやめてしまいました。
理由は、ちゃんとつながるのか不安だったからです。
安くなるのは分かっている。でも、いざというときにつながらなかったら困る。
特に、母に勧めるとなればなおさらです。この不安が、私をずっと止めていました。
結局、私が動けたのは、大手の会社を解約しないまま、料金だけ安いプランに移れる選択肢が出てきたときでした。
会社が変わらないなら、つながりやすさも変わりません。それなら試してみよう、と思えたのです。
もし今、同じ理由で迷っている方がいたら、その気持ちはよく分かります。
「安いのは知っているけれど、踏み切れない」——私も何年もそこにいました。
自分で試してから、母に勧めました
順番の話をさせてください。
私は先に、自分のスマホでプランを変えました。
しばらく使ってみて、問題なく使えることを確認してから、母に話しました。
自分で試さずに親に勧めるのは、少し無責任だと思ったからです。
もし不便があったら、困るのは母です。
実際に使ってみると、私の場合はまったく問題がありませんでした。
スマホで動画を見る習慣がないので、データ量が足りなくなることもありません。
料金は、以前より1,000円以上下がりました。
そのうえで、母に「こんなプランがあるよ」と伝えました。
手続きはネットだけ。だから、家族が手伝う必要があります
ここが、いちばん現実的な話です。
料金の安いプランは、店頭で手続きができないものがあります。
申し込みも変更も、すべてインターネット上で行う仕組みになっているのです。
だから安く提供できる、という面もあります。
これは、高齢の親にとって大きな壁です。
母は、パソコンもスマホも使える人です。
それでも、料金プランの変更手続きを一人で進めるのは大変だろうと思ったので、最初から一緒にやりました。
結果としては、15分ほどで終わりました。
つまずかなかった理由ははっきりしています。
私が先に自分で同じ手続きをしていたからです。
どこで何を選ぶのか、どんな画面が出るのかを知っていたので、迷う場面がありませんでした。
もし親のプランを見直すなら、自分の分を先にやっておくことをおすすめします。
実家に行く前の30分で、当日の負担がまったく変わります。



ぼく、なんでお店でできないのか不思議だったんだ。
母の反応は、思っていたより大きなものでした
手続きが終わって、料金がどうなるかを説明したとき、母はまず驚いていました。
母のスマホ代は、月3,000円台から、1,300円台になりました。 半額以下です。
そして母はこう言いました。
年金で暮らしているから、毎月かかるお金が減るのはありがたい、と。
私は、正直そこまで喜ぶとは思っていませんでした。金額にすれば月に1,500円ほどです。
でも年金生活の中では、毎月確実に出ていくお金が減ることの意味が、私が思うより大きいのだと気づきました。
固定費というのは、そういうものなのだと思います。
一度見直せば、その後は何もしなくても効果が続きます。
今から選ぶなら
正直にお伝えしておきます。
私と母が使っているプランは、今は新しく申し込むことができません。
私たちが使っている「irumo(イルモ)」というプランは、2025年6月4日で新規の申し込み受付が終了しました。
母が以前使っていた「ギガライト」も、すでに新規受付は終わっています。
※2026年7月時点の情報です。
こう書くと、この記事は役に立たないと思われるかもしれません。でも、そうではないと思っています。
大事なのは、どのプランを選ぶかではなく、次の3つに気づくことだからです。
- 親のスマホ代は、何年も見直されていない可能性がある
- 家にいる時間が長い人は、大きなデータ量が要らないことがある
- 安いプランは店頭で手続きできないことが多く、家族の手伝いが要る
この3つは、どの会社のどのプランでも変わりません。
今は各社に、データ量の少ない人向けのプランがあります。
今使っている会社のまま移れるものもあります。
まずは今のプランと、実際に使っているデータ量を確認するところから始めてみてください。
契約している会社のサイトやアプリで見ることができます。
「もったいないよ」とは言わないようにしました
最後に、伝え方の話をさせてください。
親のお金のことに口を出すのは、少し難しいところがあります。
良かれと思って言ったことでも、受け取り方によっては「管理されている」と感じさせてしまうからです。
だから私は、「そのプランはもったいないよ」とは言いませんでした。
代わりに、「こんなプランがあるよ」と伝えました。
事実を伝えて、選ぶのは本人。この形にすると、押しつけになりません。
実際、母は自分で「じゃあ変えようかな」と言いました。
これは、母のネット銀行のことを考えたときにも同じでした。
取り上げるのではなく、選べるように情報を渡す。 親のお金に関わるときは、この順番を大事にしたいと思っています。


まとめ
- 親のスマホ代は、契約したまま何年も見直されていないことが多い
- 家にいる時間が長い人ほど、大きなデータ量は要らないことがある
- 使っていないギガに払い続けていることに、本人は気づけない
- 安いプランは店頭で手続きできないことがあるので、家族の出番になる
- 自分で先に試しておくと、親の手続きがとても楽になる
- 伝えるときは「もったいないよ」ではなく「こんなプランがあるよ」
今日できる小さな一歩は、実家に電話して「スマホ代、毎月いくら払ってる?」と聞いてみることです。
たいていの場合、親御さん自身も正確な金額を把握していません。
一緒に明細を見るところから始めれば十分です。
固定費の見直しは、我慢する節約ではありません。
一度整えれば、その後はずっと効き続けます。他の固定費については、こちらでまとめています。





そっかあ。教えてあげるんじゃなくて、情報を渡すだけでいいんだね。
※この記事は、私と母が実際に行ったことをもとに書いています。料金プランの内容や金額は変更されることがあります。また、割引の適用状況やお使いの環境によって金額は変わります。実際の手続きの際は、各社の公式サイトで最新の情報をご確認ください。




