高配当・増配株は利回りだけで選ばない|私が銘柄選びで見ているチェック項目

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配当金が入ると「自分名義の資産からちょっとずつ収入が生まれている」と実感できます。
それが嬉しくて、高配当株をじっくりと調べるようになりました。

でも、利回りの数字だけに飛びつくのは危険です。
見かけの利回りが高くても業績が不安定だったり、株価が下がっているだけだったりすることがあります。

この記事では、私が実際にチェックしているポイントを、できるだけやさしく、わかりやすくお伝えします。
まずは「利回りだけで選ばない」ことから一緒に始めてみましょう。

高配当株投資の基本や、配当金で自分年金を作る考え方は、こちらの記事で詳しく書いています。

目次

高配当株選びで大切なのは、配当を出し続けられる会社かどうか

高配当株投資で大切なのは、今の利回りだけではありません。

ユウが見ているのは、これからも配当を出し続けられる会社かどうかです。
そして、配当を増やしていける会社(増配)だと安心して持っていられます。

配当利回りが高くても業績が安定していなかったり、減配が多かったりする会社は長く持ち続けるのは不安。

反対に、何期も連続増配していたり、EPSが長く伸びていたり、営業キャッシュフローが安定して黒字だったりする会社は、これからの増配にも期待できそうです。

私の投資スタイルは、ただ配当利回りが高い銘柄を買うことではありません。

よほどのことがない限り、売らずに長期保有することが前提なので、良い会社を見つけ、納得できる価格で買うことを大切にしています。

配当を出し続けられる会社は、金の卵(配当)を産み続ける
ニワトリだよ

高配当株の候補を絞るときに見る基本指標

配当利回りの見方

配当利回りは、高配当株を探すときの入り口。

でも、高ければ良いわけではありません。
利回りが高いには理由があります。
業績が安定しているから高いのか、株価が下がって高く見えているだけなのかを必ず確認しましょう。

私は配当利回りを「候補を探すための入口」として使っています。

PERで割安かどうかを見る

PERは、会社の利益に対して株価が高いのか安いのかを見る指標。

一般にPERが低いほど割安に見えるけど、低い理由がある場合もあります。

成長性や業績の見通しを踏まえ、同業他社や過去の水準と比較して判断します。

PBRで資産面の評価を見る

PBRは、純資産に対する株価の評価を示す。

PBRが低ければ資産面で割安と考えられる場合があるけど、これも単独では判断しません。

成長力や収益性も合わせて見てください。

自己資本比率で財務の安定性を見る

自己資本比率は、財務の安定性を測る指標。


借入に頼りすぎていないか、景気悪化時にも耐えられるかを確認します。

業種によって適正な水準は異なるため、同業他社や事業内容と合わせて見ましょう。

配当性向で無理のない配当か確認する

配当性向は、利益のうち何%を配当に回しているかを示す。


配当性向が高すぎると、利益が落ちたときに配当が維持しにくくなります。

無理のない水準かどうかをチェックしましょう。

増配株の見極めで確認したい項目

売上高は長く伸びているか

売上高の推移は、事業の成長性を示す基本的な数字。

短期の変動はありますが、長期的に見て伸びているか、少なくとも安定しているかを確認します。

EPSは右肩上がりか

EPS(1株あたり利益)は、配当の原資に直結

私は高配当株や増配株を見るとき、このEPSをかなり重視しています。

配当のもとになるのは、基本的には会社の利益。
そのため、EPSが長期的に増えている会社は、増配余地が大きいと判断しやすくなります。

ROEは一定の水準を保っているか

ROEは、株主資本を使ってどれだけ効率よく利益を出しているかを示す。

私はROEを見るとき、自己資本比率と一緒に確認しています。

ROEが高くても、借入が多くて財務に不安がある場合は要注意。

営業キャッシュフローは黒字か

営業活動によるキャッシュフローは、本業で現金を生んでいるかの重要な指標。

会計上の利益と現金の動きは違うことがあるので、長期的に黒字か確認します。

現金等が減り続けていないか

手元の現金が継続的に減っていないかも見る。

設備投資で減っているのか、配当維持のために減っているのかを区別しましょう。

配当はうれしいものだけど、会社が無理をしていたら長く続きませんよね。
私は、会社に配当を出し続ける余力があるかを見るために、現金の動きも確認しています。

増配傾向と減配履歴を見る

過去の配当推移で、増配が続いているか、減配が頻繁でないかを確認。

減配した場合はその理由と回復状況までチェックします。
こうした配当の履歴を見ると、その会社の株主還元に対する考え方が見えてきます。


減配したことがある会社がすべて悪いわけではありません。
景気や事業環境によって、やむを得ず減配することもあるから。

大切なのは、なぜ減配したのか、その後どう回復したのか、まで見ることです。

高配当株・増配株のチェックリスト

私は気になる銘柄をスプレッドシートにまとめて比較します。
主に見る項目は次のとおりです。

スクロールできます
チェック項目見るポイント確認する理由
配当利回り高すぎないか見かけの高利回りを避けるため
連続増配数期連続で増配しているか配当を増やす力があるか見るため
減配履歴頻繁に減配していないか配当の安定性を見るため
増配傾向長期的に配当が増えているか将来の自分年金を育てるため
PER割高・割安感買うタイミングを考えるため
PBR資産面での評価割安感の参考にするため
自己資本比率財務が安定しているか配当を続ける体力を見るため
配当性向無理な配当でないか減配リスクを見るため
売上高長期的に伸びているか事業の安定性を見るため
EPS右肩上がりか増配余力を見るため
ROE収益力があるか資本効率を見るため
営業CF長期的に黒字か本業で現金を稼げているか見るため
現金等減少し続けていないか財務余力を見るため
IR・決算資料今後の方針数字だけでは見えない部分を確認するため

この表に全部当てはまらないとダメ、というわけではありません。
大切なのは、良い点と注意点を自分で整理できることです。

高配当株を探すときの私の銘柄選びの流れ

  1. 銘柄スカウターなどで条件を入れて候補を絞る。
  2. 気になる銘柄を表にまとめて比較する。
  3. 四季報で事業内容と業績の流れを確認する。
  4. IR資料や決算説明資料、会社HPで将来方針をチェックする。
  5. 納得できる価格で買う買った後も定期的に見直す

以前は気になる個別企業を一社ずつ調べていたため、正直時間と手間がかかっていました。

そこで使うようになったのが、マネックス証券の「銘柄スカウター」
銘柄スカウターを使うことで、スクリーニングがかなり時短になりました。

私にとって、高配当・増配株を探すのに欠かせないツールのひとつです。

マネックス証券

便利なツールは使う。でも、ツールだけで判断しない

銘柄スカウターのようなツールは、とても便利。
たくさんの銘柄の中から条件に合う会社を探すには、こうしたツールを使うことで時間をかなり短縮できます。

でも、ツールで出した銘柄はあくまで「候補」。
最終的には、事業内容、業績の流れ、財務、キャッシュフロー、配当方針、それに加えて自分のポートフォリオとのバランスを見て判断します。

例えば、同じ業種・ビジネスモデルの銘柄ばかりに偏らないか、など気をつけています。
投資では「卵をひとつのカゴに盛らない」という考え方があります。
そのカゴを落としてしまったら、卵が全部割れてしまうから。
投資も同じで、同じ業種にばかり偏ると、その業界に逆風が吹いたとき自分の資産全体が大きく下がってしまいます。

便利なツールを使いながらも、最後は自分の目で確認する。
また、自分のポートフォリオとのバランスを見てリスク分散を考える。
この姿勢を大切にしています。

高配当株投資は買って終わりではない

高配当株は買って終わりではありません。
買った後も、決算や業績、配当方針の変化をチェックすることが大切。

業績の悪化や配当性向の上昇、営業キャッシュフローの悪化などがないかを定期的に確認しましょう。

配当金は何もしなくても入ってくるように見えるけれど、その裏には企業が利益を出して、株主に還元
してくれている流れがあるのです。

だからこそ、私は数字事業内容の両方を見て、長く持てる会社かどうかを判断しています。

金の卵を産むニワトリはちゃんと見守って、お世話をしないとダメだよ

高配当・増配株は少しずつ見極めるのが大切

高配当株は、とても魅力的な投資方法だと思っています。
でも、利回りだけで飛びつかず、配当が続くか、
増配の余地があるか、財務に無理がないかを見ていきましょう。

最初から全部を完璧に見ようとすると嫌になってしまいます。
まずは「利回りだけで選ばない」ことを心がけて、少しずつ見る項目を増やしていけば大丈夫。

私自身は初め、とにかく数字を拾い出すことだけで精一杯でした。
だんだんと、要所を掴むことに慣れてきます。

配当はすぐに人生を変えるものではないかもしれません。
けれど、自分で調べて、納得できる価格で少しずつ積み上げていくことで、将来の安心につながっていきます。

私にとって高配当・増配株投資は、自分名義の資産を育てるための大切な方法のひとつです。

自分名義の現金を持つことの大切さについては、こちらの記事で詳しくお伝えしています。

この記事を書いた人

「ひとり立ちマネー」運営|50代・元銀行員

高配当・増配株+インデックスで、
自分名義の資産。
投資歴10年・配当金年120万円(税引後)
女性が自分の人生を自分で選ぶためのお金の
考え方を発信しています。

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